今回は宮城県でなく、お隣の山形県の県庁所在地「山形市」について書こうと思います。

 

ところで突然ですが、東北地方の県庁所在地の中で太平洋戦争の際に唯一本格的な爆撃を受けなかったのは、山形市です(本格的な爆撃の予定はありましたが、爆撃を受ける直前に終戦を迎えました。その意味では、なかなか強運な街です)。

 

そのため、山形市は他県の県庁所在地に比べ、戦前の建物や街並み・区画が残っている率が高いのですが、そうしたものを見ていきますと、実は山形市は、太平洋戦争で原爆投下を受けなかった場合の広島市と、共通点が幾つか(といっても私が気付いた限りでは2点ですが)あります。

 

1・古くから栄えていた街の中心部に大型の洋風建築があり、それは公共機関の建物である。

広島市にある有名な原爆ドームは、被曝以前は「産業奨励館」という物産館であったことは(特に日本近現代史や建築史のお好きな方には)割と知られています。

一方、山形市にも「文翔館」という往時の県議会の会場であった建物が現存しており、驚いたことに今も時々イベント会場になったりします。

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こちらがその文翔館の写真ですが、まさにそのイベントを観覧に行った際撮影したのでこのような角度になってしまいました。もし広島市が原爆投下を受けなかったら、原爆ドームも今頃はこんな雰囲気だったことでしょう。

 

2・これ又古くから栄えていた街の中心部に、「平城」タイプの城址がある。

広島市と山形市は、どちらも城下町として発展してきた歴史があります。

広島城はいわゆる「平城」タイプの城址ですが、山形城も同じく「平城」タイプでした。

国指定史跡山形城跡「霞城公園」 — 山形市役所

なお、私が現在住んでおります仙台市にある仙台城は、「山城」タイプです(「平城」「山城」などの専門用語は、検索されるか、はてなキーワードにリンクできたらそちらをご参照下さい)。